気分は月面旅行

バスを駆使して乗り継ぎ到着したビーチ。

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到着した場所は、まるで別の星のよう・・・という印象。

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反対側をみると大きな石だらけ。
宿の方にもバスの運転手さんにも「絶対に泳がないように!!!」と何度も何度も言われたのはこういうことか・・・

なんとなく月世界に降り立った気分なのは、昨日からジュール・ヴェルヌの「月世界へ行く」を読んでいるせいかも。

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昨夜「八十日間世界一周」が読み終わったので、バスタブに浸かりながら購入した同じジュール・ヴェルヌの本。なんだか最近、子供の頃好きだった冒険物語を読みたい気分・・・

それにしてもなんてタイムリーな本を買ったのだろう!

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岩場を見ながら「まるで壮大な渓谷のよう、、、もしここに小さな小さな人々が住んでいたらそれはそれは壮大な渓谷だろうな、、、」と想像しながらしばらく空想の世界に飛ぶ。

空想するって楽しい!

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本は”紙”で読むのが好きなので躊躇していたけれど、3年ほど前に試しに買ったkindle。
これを手に入れてから、旅先に何の本を持っていこう・・・という悩みから解消され、旅行カバンの重さも軽減された!
しかも読みたい本を旅先のバスタブに浸かりながら購入できるだなんてありがたい贅沢・・・!

でもでもやっぱり一番は紙で読むのが好き^^

きっとこの先、月に行くイメージを浮かべる時、このビーチを思い出すんだろうな

ハワイの聖人とフランチェスコ会

ミュールにまたがること1時間半、
カラウパパ半島に到着しました。

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穏やかな空気が流れています

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このカラウパパ半島は、1800年代半ばのハンセン病が不治の病だった時代に、伝染病を恐れた政府によってハンセン病患者の隔離政策が行われた場所。

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切り立った山が屏風のようにそびえ、今こそミュールが通る岩場道があるけれど、昔はプロペラ機や船じゃないと来れなかった為「脱走ができない」という理由でこの半島が選ばれて、たくさんのハンセン病患者が連れてこられてこの地に収容されたそうです。

当時、不治の病として隔離されていた患者さんたちに安らぎを届ける為、はるばるベルギーからやって来たダミアン神父。

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自らも同じハンセン病で亡くなるまでの17年間、先頭に立って家や学校などを建て、精神的に支えていったそう。日本からの移民の方もたくさんいたので、灯籠などもあります。
とても穏やかな空気が流れていて、キレイに整備されている町でした。

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今現在この半島は国立歴史公園になっています。

考えてみれば、ハワイで初めて教会に入りました。
サン・フランチェスコ教会。

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私はクリスチャンじゃないけれど、自分の人生ですごく縁があるフランチェスコ会。
初めて入った教会がフランチェスコ会だなんて、ますますご縁を感じます。

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イエス・キリストの十字架の下には、フランチェスコ会の服(茶色い服と腰の縄)をまとったサン・フランチェスコもいましたが、祭壇の布がハワイアン柄なのがその土地を感じて面白かったです。

もしかするとこの布に描かれている植物にも意味があるのかもしれないので、あとから調べてみよう!

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奉られているのもレイ。ヨーロッパの教会では見られない光景が新鮮でした。

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2009年にローマのバチカン市国で、ダミアン神父は聖人に列せられたそうです。
知らなかった!!!
久しぶりにバチカン市国(↓)に、参拝したくなりました。

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そしてイタリアのアッシジにも。
そこにはサン・フランチェスコの大本の聖堂があります。
サン・フランチェスコは、カソリックの中ですごく人気のある聖人で、
イタリアの守護聖人でもある人なんです。

ハワイの聖人、しかもフランチェスコ会。
とても不思議な時間でした。

帰りは急勾配の岩山をひたすら登り坂・・・
Pololuくん、連れてきてくれてありがとう!

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ミュールに乗って半島へ

ミュールライドツアーに参加。

ミュールは馬とロバを掛け合わせた動物。

人間を乗せて、一途に一所懸命に目的地のカラウパパ半島まで連れていってくれます。

今日ご一緒させてもらう、相棒のPololuくん

こうしてみるとロバだけど↓

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こうやってみると馬↓

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こうやってみるとロバだけど↓

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こうしてみると馬↓

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いざ出発

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片側は崖
気の向くまま草をはんだりしながら半島に向かって進む Plolu。

この辺りの道はキレイだけど、この後からはひたすらゴロゴロ岩場の急勾配な下り道へ
ぼーっとしていると振り落とされてしまいそう!

目指すはあの半島

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危険な岩場もオープンマインドで、本能と感を働かせながら危険を回避して、
すべらない場所をきちんと選ぶミュールの姿に感動してしまった。

わたしは振り落とされないようにしっかりと信頼して乗るのみ。
身を持って、信頼することの大切さを知りました。

自分を信頼して進むっていうことも、こういう感じなのかなって思ったり・・・

そんな風に思わせてくれる優しい Pololu

君が必ず立ち止まる、お気に入りの草を知ってるよ♡

ポリネシアンの降り立った地

地元に精通している方にお願いをして、
ポリネシアンが海を渡って初めてハワイに到着した海岸に連れて来てもらいました
ずっと来てみたかった夢の場所です

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平和と調和を求め、星を頼りに古代カヌーに乗って、
はるばる新天地にやって来たポリネシアン達に思いをはせながら深呼吸・・・

滝があって川がある所には真水があるので「ここは住める」という判断になるそうで、
この渓谷(↓)には滝があります

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聖地に入るにあたって、まず キィの葉 (ハワイ語:KI 英:tea leaf) を摘んで

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心を込めてレイを作りました

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この葉は魔除けの意味があって、
レイにして首から掛けたり、
家の四隅に植えたり、
食べ物を包んで焼いたりするそうです

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出来上がりはこんな感じ

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車を途中で降りて、海岸へ

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海でチャント(ハワイアンのお祈り)をあげると、
波と空が、風や波や雲を使って答えてくれた気がしました!

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恋するモロカイ島

オアフ島から、とってもかわいいプロペラ機に乗ってモロカイ島へ

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モロカイ島の上空に入った瞬間、私はこの島に恋してしまいました

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手渡しでスーツケースの受け取った後、
さっそくヤギ4匹がお出迎え

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荷物を置いたらすぐに歩いて海へ!

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モロカイ島に来て正解だったと確信!

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カニの魅力にノックアウト

夜明け前に起きて、日の出を拝みに海へ

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地面から続々現れる、手のひらに乗るほどの小さなカニさん達

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この写真↑の左下のカニさんが

「きゃ!見られた!」

と言っている気がする・・・

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カニさんが片手を上げて

「おはよう」

と言ってくれた

(気がした)

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上目遣いのかわいいカニさん

イモムシから蝶へ

トレッキングロードの途中でイモムシを発見

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しかも、道の真ん中に堂々と横たわる巨大イモムシに3度も遭遇!

まるで「私を見て見て!」ってアピールしてるみたい・・・

古代ハワイアンは昔から、目に映ったり聞こえたりするものは、
自然からの何かのサイン、予兆、前兆、予言
と考えていたそう。

朝の風をどう感じたか
何か動物が横切った

などすべてがメッセージを持っているんだって。

ちなみにイモムシの意味は・・・

トランスフォーメーション
生成
新しい変化がやって来る
良い方向へ美しく成長する

という意味があるとのこと!

なんだか楽しい♬ワクワク

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岬で瞑想

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帰り道の美しい夕焼け

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あっ 夕焼けの中に虹を発見!

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虹は・・・

夢が叶う
宝物が待っている
幸せの象徴

という意味。

自然と対話できるってなんてステキなんだろう!

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数日後、美しい蝶々にも出逢えました♬

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悠々として急げ

早朝からバスに乗り

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誰もいないビーチへ

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空を見るとキラキラの太陽と雲が、大きなハート型に見えた

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バスの中で知り合った小学校の先生が
「下校時間になると子供連れの家族が来るよ」って言っていた通り
子供たちの声で昼寝から目が覚めた

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なんだかとってもステキなご家族!

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そして 悠々として 急げ という開高 健の言葉を思う


翌朝、綺麗に焼けただろうとワクワクして見た背中に、自分の手のひらの跡を発見


日焼け止めクリームと日焼けクリームは丁寧に塗りましょう・・・

想い出の三賢者

今日1月6日はエピファニー(公現祭)。

東方の三賢者が、イエス・キリストが生まれた日から光り輝く星を頼りにずっと旅をして、やっとイエスのもとへたどり着いてお祝いした日。

キリスト教圏のお子さんたちにとってはこの日もプレゼントを貰える日です。
クリスマスの飾りも今日で外す日です。

私は学生時代、学校がカソリックだったのでテスト時期にはキリスト教の試験もありました。
今でも覚えている試験の問題。
「イエス・キリストの生誕をお祝いに来た三賢者は何を贈ったでしょうか。3つ答えなさい」

私の答えは・・・乳母車、哺乳瓶、高価そうな壷
もちろん間違い。非常にふざけた答えです。。
採点をしてくれたシスターが怒りではなく、笑ってくれたことを祈ります。。


それから数十年後、エピファニーの時に偶然ミラノにいました。

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イタリア人の友人にその話をしたら「それで本当のプレゼントは何だったか知ってるの?」と聞かれ、数十年振りに答えを教えてもらいました。

黄金、没薬、乳香

キリスト教の国の人には当たり前の知識なんですね。ちなみにイタリアでこの日にプレゼントをくれるのは、三賢者ではなくて魔女のベファーナです。

それにしても乳香ってなんだろう?


さらにその数年後、仕事でドバイに行った時にマーケットで偶然見つけました、乳香。

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一番手前のクリーム色の石のようなのが乳香です。


お店のおじさんが焚いてくれたら、フワッと知ってる香りがしました。
ギリシャ正教などのミサで使う香炉の香り。

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人生で出会うものが色々繋がって、知識が拡がっていくことが、年を重ねることの楽しさだなって日々思います。

学生の頃に戻ってもう一度きちんと勉強したいと思いつつ、戻ってもどうせまた勉強しない気もする・・・ならば勉強が楽しいと思う今こそ、私の勉強するタイミングなのでしょう。

今年はまずスキルアップから1年を始めようと計画を建てています。